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ごあいさつ

化粧品は、肌を健やかに美しくするとともに、生活に潤いを与え、希望と活力を生み出します。化粧品産業は、化粧品を通じて人々の幸せと持続可能な社会の実現に貢献しています。私たちの日常生活を取り巻く環境が変わるにつれて、化粧品の社会的機能は多様化し、ますます重要になってきています。

日本の化粧品産業はいま、さまざまな課題に直面しています。化粧品市場のボーダーレス化、我が国の少子高齢化が急速に進展するなか、国際競争力の強化や国内市場における潜在需要の掘り起こしは喫緊の課題です。さらに、地球規模の課題であるサステナビリティについても着実に対応していくことが求められています。日本化粧品工業会は、こうした課題にオールジャパン体制で取り組んでいます。

日本の化粧品産業が持つ高い可能性を力強い成長に繋げていくためには、社会のニーズにあった魅力ある化粧品を開発して、国際市場で存在感を高めていくと同時に、国内市場の活性化も進めていかなければなりません。日本発の化粧品を通じて、先端技術と独自の文化や美意識を融合させた「ジャパン・ビューティー」の素晴らしさを日本のみならず世界のお客様に発信していきます。

化粧品において品質と安全性の確保は最も基本的で重要な要素です。確かな技術力に裏打ちされた日本の化粧品の品質と安全性は国際的にも高く評価されてきました。これからも、最新の科学水準に基づいて、より高い品質と安全性を追求しつつ魅力的な化粧品を開発し、信頼される化粧品産業を目指します。また、サステナビリティの課題解決にも積極的に貢献していきます。

日本化粧品工業会は、化粧品産業の健全な成長・発展のため、全ての会員の御意見や御要望に真摯に向き合い、さまざまな活動を全力で進めていきます。

2025年8月
日本化粧品工業会
会長 小林 一俊