化粧品統計
化粧品の輸出入
2024年10月29日
4. 化粧品の輸出入
財務省貿易統計による化粧品の輸出入金額については、輸出、輸入のいずれも長期に渡り増加傾向にあり、統計開始以来、日本への輸入金額が日本からの輸出金額より多い状態でした。2015年になると輸出金額が急増し2016年に初めて輸出金額が輸入金額を超え、その傾向が続いていましたが、2022年以降は輸出金額は減少に転じています。(図7)
図7:化粧品の輸出入額(単位:億円)
日本からの輸出国では、2015年から香港、中国向けが上昇し、2020年以降は化粧品総輸出額の50%が中国への輸出となっています。また、輸入国では、フランス、アメリカが上位を占めていましたが、近年、中国、韓国などアジア地域の伸びが顕著です。特に韓国からの輸入が近年、大きく伸び、2022年以降は1位となりました。(図8、9)