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「ISO 16128に基づく化粧品の自然及びオーガニックに係る指数表示」について

自然・オーガニック化粧品市場は世界的に成長を続けており、自然やオーガニックを訴求した化粧品への世界的な関心が高まっていますが、その定義や解釈は地域や認証機関によって様々であり、消費者は同一基準に基づいて商品を比較することができませんでした。
そこで、2010年、International Organization for Standardization(ISO: 国際標準化機構)のTC217(「化粧品」に関する技術委員会)の、ワーキンググループ4(ISO/TC217 WG4 terminology:用語)において、化粧品の自然及びオーガニックに係る基準の検討が始まり、2016年2月にはISO 16128 Part 1「原料の定義」、2017年9月にはPart 2「原料及び製品の基準」がInternational Standard(IS: 国際標準)として制定されました。
なお、ISO 16128は、その化粧品が自然化粧品あるいはオーガニック化粧品かどうかを判断するためのものではなく、化粧品の自然指数・オーガニック指数等をそれぞれ定義し、化粧品中の自然及びオーガニック成分の比率の計算方法を示すものです。

日本化粧品工業連合会では、ISO 16128の制定を契機として、消費者にわかりやすく情報提供するため、「ISO 16128に基づく化粧品の自然及びオーガニックに係る指数表示に関するガイドライン」を制定し、日本における表示要件の統一を推進することとしました。今後、本ガイドラインに基づく表示を見て商品を選択することができるようになります。

表示される指数は、使用原料の由来や処理方法(化学合成過程の有無等)により、以下の4つがあり、それぞれ水を含むか水を含まないかが合わせて表示されています。

自然指数 水を含む または 水を含まない
自然由来指数 水を含む または 水を含まない
オーガニック指数 水を含む または 水を含まない
オーガニック由来指数 水を含む または 水を含まない

さらに「ISO 16128準拠」等、ISO 16128で規定された計算方法で算出した指数である旨が併記されています。
具体的には、「指数の種類」「指数(%)」「指数計算に水を含める/含めない」「ISO 16128準拠」の4点を製品上に記すことを定めています。

製品の記載例

なお、これらの指数は、自然・オーガニック化粧品(原料を含む)の安全性や品質について規定したものではありません。また、任意表示のため、すべての製品に表示されるものではありません。

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