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資源循環社会のために -容器包装- Packaging

化粧品の容器は、化粧品を使い終わるまで、製品(中身)の品質を一定に保ち、使用する人が安心して最後まで使い切るという大切な目的を果たすために、重要な役割を担っています。また、安全に使えることはもちろんですが、使いやすさにも工夫があります。それぞれの化粧品を使用するときや保管するときを考えて、容器の形、大きさ、重さ、硬さなどがデザインされています。

容器包装の機能性確保と同時に、持続可能な社会形成に向けて、限りある資源を有効に活用していくことは、化粧品業界にとって優先度が高い課題です。化粧品業界が真に持続可能であり続けるためには、資源効率性を高めると同時に製品を通して化粧品の魅力をより一層広めていくことが求められています。

2022年4月に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラ新法)」が施行されました。プラ新法では製品分野ごとの環境配慮設計の策定が推奨されており、粧工連は2022年6月に「化粧品容器包装に関する環境配慮設計指針(2022年度)」を公開しました。

さらに、2025年7月には、プラ新法に基づき、家庭用化粧品容器を含む4製品分野(清涼飲料用ペットボトル容器、文具、家庭用化粧品容器、家庭用洗浄剤容器)における設計認定の基準が国から公表されました。この認定制度は、環境配慮設計が特に優れた製品を主務大臣が認定するもので、グリーン購入法との連携やリサイクル設備への支援を通じて、プラスチック資源循環の促進が期待されています。

当工業会会員はプラ新法や容器包装リサイクル法における事業者の役割をしっかり果たすとともに、地球規模の環境問題の解決やプラスチック資源循環にも貢献すべく、リデュース、リユース、リサイクル、リニューアブルへのさらなる取組みを、それぞれの事業や製品の特性を鑑みて継続してまいります。