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紫外線編
紫外線についての基礎知識
紫外線とは何でしょうか
太陽の光には下の図のように、目で見ることができる光(可視光線)の他に目で見ることができない赤外線や紫外線が含まれています。紫外線は地表に届く光の中で最も波長の短いもので、波長の違いによって「UVA」=紫外線A波、「UVB」=紫外線B波、「UVC」=紫外線C波、の3種類に分類されます。「UVC」はオゾン層によって吸収されて、地上には到達しません。
太陽光の種類
※UVA、UVB、UBCの分け方には、いくつかの定義があります。
ここでは、皮膚に対する影響の観点から280~320nm(ナノメートル)をUVBとしています。
紫外線は夏だけのものではありません
紫外線は1年を通して肌に届きダメージを与えています。冬の1月でもピークの月に比べてUVBでは5分の1、UVAでは2分の1存在し、3月頃から増え始め、6、7、8月でピークを迎えます。まだ暑くならない春先は油断しがちですが、要注意。思わぬ日やけをしないよう、紫外線ケアは早め早めの開始が基本です。(下記グラフ上参照)
様々な要因で紫外線の量や強度は変化します
季節(春・夏・秋・冬)はもちろんのこと、時刻(朝・昼・夕方)、地域(北と南など)、場所や高度(平地、海、山など)といった様々な要因によって、降り注ぐ紫外線の量や強度は変化します。(下記グラフ下参照)
太陽紫外線のUVAとUVBの月間変動
(1990.10~2001.09の平均値[平塚市、北緯35度])
※データ提供:東海大学総合科学技術研究所 佐々木政子教授
太陽紫外線のUVAとUVBの日内変動
(1995.08の快晴日におけるUVBとUVAの変動)
※データ提供:東海大学総合科学技術研究所 佐々木政子教授