季節の情報

花粉やホコリ、紫外線、冷房⋯。
快適に過ごすために、肌のお手入れは大切です。

春は、花粉やホコリが飛散し、紫外線量も徐々に多くなる季節です。また夏は、ぐんぐんと気温や湿度が上昇し、冷房による冷えや乾燥も心配です。化粧品を上手に使って、少しでも快適にお過ごしください。

関連の化粧品用語解説

化粧品の保管場所には気をつけましょう。

化粧品は、適切な環境で保管すれば品質は保たれますが、温度や湿度、光、振動などの影響を受けると思いがけず品質が低下してしまうことがあります。家の中でも、直射日光があたったり、日中は暑くなる場所があり、このような場所に化粧品を保管すると、品質の低下が早まることがあります。化粧品は温度変化が少なく、直射日光のあたらない場所に保管してください。なお、一度開封したものは、外気に触れることで衛生面での心配もあるため、なるべく早めにお使いいただくことをおすすめしています。

近年、オークションサイトやフリーマーケットサイトで化粧品の売買がされています。化粧品は保管状況などによって品質や中身の安全性が保たれないこともあります。オークションサイトやフリーマーケットサイトに出品される化粧品のなかには、適切な状態で保管されていなかったり、不衛生に扱われたりしたものが含まれている可能性もあります。オークションやフリーマーケットを利用するときには、このことを理解し、出品者の提示する情報をよく確認しましょう。

紫外線防止用化粧品を正しくつかいましょう。

紫外線防止用化粧品を正しく選んでも、使い方が間違っていては十分な効果は期待できません。
量が少なすぎたり、ムラづきが原因で思わぬ日やけをすることがあります。
たとえ、汗や水に強い化粧品であっても衣服や動作による摩擦などが原因で落ちてしまうことがあります。

  • 十分な量を肌にムラなくのばすこと
  • 少なくとも2~3時間おきを目安に状況を見て塗り直すこと
  • 水に濡れた後に塗り直すときは、水気を取り乾いてから塗り直すこと

を忘れないようにしましょう。

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https://www.jcia.org/user/public/uv/

キケン!化粧品は車の中に放置しないでください。

車から離れるときには必ず化粧品を持って出るようにしてください。化粧品は直射日光のあたらない常温の場所に保管するのが基本です。外気温が上がる夏は特に注意しましょう。

屋外に駐車している車の中は、思いがけないほど高温になることがあります。屋外の炎天下に駐車された車では、窓を閉め切った状態でのピーク時の車内温度は50℃以上、ダッシュボードは70℃以上になることがあったと言われています。(2012年8月 一般社団法人日本自動車連盟(JAF)調べ)

そのような車の中に化粧品を置いたままにしておくと、高温によって口紅が溶けたり、中身が膨張して樹脂容器がふくらむこともあります。また、エアゾール製品やネイルカラーの容器が破裂に繋がる様々なトラブルが起きることがあります。

スプレータイプの化粧品は正しく使いましょう。

スプレータイプの化粧品は、使用部位によって使い方が異なる場合があります。必ず使い方を確認してから使用してください。

スプレータイプの制汗剤は、近距離から同じ場所に3秒以上連続してスプレーすると、肌に凍傷を起こして、赤くなったり水ぶくれができることがあります。
必ず、肌から10~15cm程度離し、ごく短時間でスプレーしてください。肌にあわない場合は使用を中止し、皮膚専門医の受診をおすすめします。

使い切ったエアゾール缶は各自治体の指示に従いごみに出してください。

使い切ったエアゾール缶とプラスチックごみは各自治体の指示に従い分別してごみに出してください。エアゾール缶は、中身を完全に使い切ってあれば、安全に廃棄することができ、またリサイクルも可能です。

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https://www.jcia.org/user/public/aerosol

コピー商品は、絶対に買わないようにしましょう。

コピー商品とは、 商標権や特許権、著作権のような知的財産権を侵害する様々なジャンルの違法品のことです。安易な気持ちで購入すると、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。

化粧品のコピー商品は、衛生状態のよくない場所で作られていたり、粗悪な原料が使われていたりするものがほとんどです。本物と比べて保管状態が悪い可能性もあります。このような製品の使用は、金銭的な損失だけでなく、健康被害をもたらすことが十分に考えられます。一方で、最近のコピー商品のパッケージは非常に精巧にできており、見た目だけで真贋を判断することはとても難しくなってきています。各メーカーの公式サイトなども確認し、化粧品は信頼のできるところで購入するようにしましょう。

コピー商品とわかっていて販売することはもちろん違法行為ですが、コピー商品とは知らずにオークションサイトやフリーマーケットサイトへ出品しても、購入者に被害届を出され、起訴されることあります。真贋がわからない製品の出品は行わないようにしましょう。